クラブでお持ち帰りしたが、〇〇がきしょすぎて逃げられた男の話

小話・コラム

これは、サイトに届いたお便りをもとにした実体験である。

そうだ、クラブに行こう

血気盛んな若者はクラブに行く人も多いだろう。

彼もその一人だった。

180cm超えの高身長に加えて、そこそこ整ったルックス、服装もモテそうな感じだ。

まだ大学生なのでお金こそないが、慶応大なので将来も期待ができる。

これはモテるだろう。

友達と一緒に、いざ渋谷の新ナンパ箱と言われているネバーランドに入ると、やはり女性の視線を集めた。

彼:「お姉さん達!乾杯しましょう!」

彼らは、ギャル風の女性達に声をかけた。

ギャル達:「いいですよ〜卍」

彼:「乾杯の挨拶します!人生は勝ち負けが全てです。勝って勝って勝ちまくりましょう。惨敗!!」

彼の友達:「いや、負けとるやないかい!」

ギャル達:「ウケるっw卍」

#1/2で滑るそうです

友達とのコンビネーションともバッチリ決まり、最高の時間の針が回り出した。

お持ち帰り成功

クラブinから3時間。

人の数よりもカラスの数が多くなってきた頃、彼は女性を連れてクラブから出てきた。

酔いと興奮状態により、二人とも顔を赤らめながら腕を絡ませ、なんともいい雰囲気である。

彼とギャルのうちの一人は、お決まりのキャッチボールを始める。

彼:「この後どうする?」

ギャル:「始発まだだし任せるよ〜卍」

彼:「飲むのもありだけど、疲れたよな」

ギャル:「わかる卍」

彼:「じゃあちょっと休憩するか。軽くコンビニでお酒でも買ってさ」

ギャル:「おけ卍」

こうして、クラブから19歩ほどのところにあるローソンに向かった。

【終わりの始まり】ギャルはガツンと言うぜ

「うわっ眩っ!!」

ずっと暗闇にいたせいか、ローソンが放つLチキフラッシュの強さに目をやられる2人。

5秒ほどで目が慣れ、彼がギャルの方を見ると、ものすごい顔をしてこっちを見ている。

まるで自転車に轢かれた後に、干からびてカピカピになっているミミズを見る目だ。

しばらくしてギャルが言い放った。

「うわまじ、お前肌汚すぎるだろ。無理だわ」

そう言うと、引き止める間も無くギャルは立ち去った。

そう、彼は、

180cm超えの高身長に加えて、そこそこ整ったルックス、服装もモテそうな感じだ。

まだ大学生なのでお金こそないが、慶応大なので将来も期待ができる。

だが、すごくニキビがきしょかっただった。

にしても、ギャルは正直なのである。

今はそこそこ綺麗になったらしい

このままだと彼のメンツが保てないので少しだけ今の話をするが、”そこそこ”綺麗になったらしい。

とはいえ、ビフォーアフターの写真はなかなか見違えるものであった。

参考までに彼が治すまでにやったことを聞いてみたが、とんでもない量のメッセージが送られてきたので読むのを辞めた。

相当努力したことだけは伝わってきた。

恐るべしギャル。

ちなみに特にやって良かった3つ教えて!と言ったら、

1.おやつをセブンの素焼きナッツに変える

セブンのナッツはこれ

2.リプロスキンっていう化粧水を使う

リプロスキンはこれ

3.天然水を毎日2リットル飲む

天然水はこれ

4.皮膚科に行ってヒルロイドとディフェリンゲルという薬を貰う

と4つ教えてくれたので、おそらく日本が通じないのだと思う。

終わり

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